スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

さっくすをふく女

2005年09月16日 15:02

彼女は背が高く色黒でおかっぱな髪だったけれど男みたいな風貌だった。
セーラー服が妙に似合わず、私服のジーンズとカッターシャツが良く似合うかっこいい人だった。
声もハスキーで、彼女に名前を呼ばれるとドキドキしたものだ。


そんな彼女はサックスを吹いていた。


彼女は口数が少なく偏屈っぽいイメージがあり他人に愛想がなく怖そうだったんだけど、私は彼女が好きで、クラスが同じだったし私は合唱をしてたからそういう関係でよく話かけたものだった。


そんな彼女はイラストも上手だった。


バースデーに私の似顔絵を描いてもらい、それを今でも大事に持っている。
まるで男の子のよーな彼女だったけれど、たった一つだけ女の子なんだなあと思わせる瞬間があった。
彼女はブラザーコンプレックスだったから。
お兄ちゃんの話をするときの彼女は本当に女の子らしかったな。
いつもはニコッともしないくせに、「アニキがねー」と、にこにこ笑うし、頬まで染めて見せる。
そんな時、彼女のお兄さんって、たぶん彼女に似てると思うから、きっとかっこいいお兄さんなんだろうなあと萌え萌えしてたノイズちゃんだったのにゃ♪


どこかの陶芸家に弟子入りをしたとか風の便りに聞いたような気がする。
サックスを吹いてくれたあの彼女は今どこにいるだろう。




上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。